「夏だから大丈夫」という考えは危険!白馬での車中泊を甘く見た話

車中泊

「夏だから大丈夫」という考えは危険!白馬での車中泊を甘く見た話

「夏なんだから、そこまで寒くなることはないだろう」

初めて白馬で車中泊をした時、私は完全にそう思っていました。

持っていった寝具は、なんとタオルケット1枚。

横浜の夏なら、それでも暑いくらいです。

行き先は真冬の雪山ではなく、夏の白馬。

高原だから都会より涼しくて、
むしろ気持ちよく眠れるんじゃないか。

そんな軽い気持ちでした。

ところがその夜。

私は車の中でタオルケットに包まりながら、
寒くてガタガタ震えることになります。

今振り返ってみると、

「夏だから大丈夫」という思い込みが、一番の失敗だった

と思います。

夏の白馬なら快適に眠れると思っていた

当時、私はスキーの夏季練習のために
横浜から白馬へ通っていました。

毎回日帰りするにはちょっと遠い。

でも、そのたびに宿へ泊まれば宿泊費もかかります。

そこで周りの友達がやっていたのが車中泊でした。

私もやってみることにしたのですが、
当時乗っていたのは2ドアクーペのスカイライン。

もちろん車中泊仕様なんてものではありません。

キャリアも付けていなかったので、板は車内に斜め置き。

その隙間に寝る予定でした。

今考えると、なかなか無茶です。

それでも当時の私が気にしていたのは、

「ちゃんと寝られるかな」

ということくらい。

寒さについては、ほとんど考えていませんでした。

夏ですからね。

大丈夫だと思っていたんです。

夜になって雨が降り、一気に寒くなった

その日は少し曇っていて、夜になると小雨が降り始めました。

横浜の夏なら、

「雨が降って少し涼しくなったかな」

くらいだったかもしれません。

でも高原の夜は違いました。

雨がしとしと降り続くにつれて、気温がぐんと下がっていきます。

車の中で横になってみると、

タオルケットをかけても、全然暖かくない。

夏の横浜なら暑いくらいだったタオルケットが、
白馬ではまったく頼りになりませんでした。

しかも、その日は体の芯まで冷えていた

今になって考えると、寒かった理由は気温だけではなかったと思います。

その日は一日中、水に浸かりながら練習していました。

練習後には施設のシャワーを使えたので、

「温かいシャワーを浴びれば大丈夫」

と思っていました。

髪も体も洗えて、

「なんて恵まれた施設なんだ」

なんて思っていたくらいです。

でも湯船にゆっくり浸かったわけではありません。

一日水に浸かっていたことで、
自分で思っていた以上に体の芯まで冷えていたのでしょう。

その状態で気温の下がった車内へ。

そして寝具はタオルケット1枚。

今なら、

「そりゃ寒いでしょ」

と思います。

でもその時はそこまで考えていませんでした。

寒くて眠れない車中泊は、本当につらい

翌日も講習が控えていました。

だから

「寝なきゃ」

と思って何度も目を閉じました。

でも寒くて目が覚める。

タオルケットにくるまり直す。

また眠ろうとする。

そしてまた寒くて起きる。

その繰り返しでした。

車の中で一人、タオルケットに包まりながら
ガタガタ震えていたことは、今でもよく覚えています。

私にとっては、なかなか強烈な車中泊デビューになりました。

その後、毎週のように白馬へ通いました

ただ、この一度の失敗だけで
白馬へ行かなくなったわけではありません。

その後も練習のために、毎週のように白馬へ通いました。

そして何度も通ううちに、

山や高原は、夏でも夜になれば普通に肌寒くなる

ということを実感するようになりました。

雨が降っていなくても、日が落ちれば昼間とは空気が変わります。

そこに雨が降れば、さらに寒くなる。

天候によっては、

「フリースが欲しいな」

と思うこともありましたし、
場合によっては薄手のダウンがあってもいいくらいに感じる時もありました。

最初の私は

「夏=暑い」

という感覚で白馬へ行っていました。

でも毎週のように通ううちに、

同じ夏でも、横浜と白馬ではまったく違う

ということが分かってきました。

最初の失敗から、重ね着で対応するようになった

タオルケット1枚で震えた最初の車中泊。

その失敗をしてから、服装にも気をつけるようになりました。

私は

パーカの上にウインドブレーカーを羽織る

といった重ね着で調整するようになりました。

暑ければ一枚脱ぐ。

冷えてきたら一枚着る。

さらに寒ければもう一枚足す。

いわゆるレイヤーでの対応です。

最初からそんなことを考えていたわけではありません。

白馬へ何度も通って、

暑かったり、

寒かったり、

雨に降られたり。

そういう経験を重ねるうちに、自然とそうなっていきました。

タオルケット1枚で震えたあの夜が、
寒さ対策を考えるきっかけになった

とも言えます。

山や高原では「夏」という言葉だけで判断しない

この経験から私が学んだのは、

「夏だから大丈夫」だけで判断しないこと

です。

同じ夏でも

平地なのか高原なのか

標高はどのくらいなのか

昼なのか夜なのか

晴れているのか雨なのか

それだけで条件は大きく変わります。

特に車中泊は一度寝る態勢に入ってしまうと、

「やっぱり寒かった」

と思っても、その場に防寒具がなければどうにもなりません。

だから私はその後、

使わなかったらそれでいい

くらいの気持ちで、
少し余分に服や寝具を持っていくようになりました。

持っていって使わないのと、
必要なのに持っていないのとでは
全く違います。

夏の車中泊でも、逃げ道を一つ持っておく

夏の車中泊だからといって、
必ず厚い寝袋やダウンが必要という話ではありません。

行く場所や天気によって条件は違います。

ただ

「夏なんだから寒いわけがない」

と決めつけてしまうのは危ない。

薄手の上着でもいい。

ブランケットでもいい。

一枚多く着られる服でもいい。

寒くなった時に対応できるものを一つ持っておく。

それだけでも安心感は違います。

私の場合は、最初の失敗をしてから、
服装はレイヤーで調節するようになりました。

そして寝具についても

「これで足りるかな?」

と一度考える癖がつきました。

あの寒い夜が、その後の車中泊につながった

最初の白馬での車中泊は、決して快適なものではありませんでした。

寒くて、

眠れなくて、

翌日のために寝なきゃと思えば思うほどつらい。

でも、その経験があったからこそ、
その後は少しずつ準備の仕方を覚えていきました。

毎週のように白馬へ通い、

山の夜の寒さを知り、

雨の日の冷え方を知り、

重ね着で調整することを覚えました。

今なら当たり前にやっていることも、
最初から知っていたわけではありません。

失敗しながら覚えてきたことばかりです。

だから今でも、

「夏だから大丈夫」

と思った時ほど、

「本当に大丈夫かな?」

と一度考えるようにしています。

私にとって、白馬でタオルケット1枚に包まりながら震えたあの夜は
その後の車中泊の準備を考える原点になっています。

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